世界が抱える課題とイノベーション

災害や環境問題、人道支援の現場では日々新しいテクノロジーの導入や問題解決のためのイノベーションが生まれています。しかし、ビジネスセクターにおける変化や革新の速さに比べるとその動きは遅く、必要とされている新しい試みが足りずニーズが満たされていない状況です。

その原因の一つに、新しいテクノロジーやイノベーションを生み出す主体である民間の企業やスタートアップにとって、これらの分野は短期的な収益が見込みづらいということがあります。企業ビジョンとして世界の問題を解決することを掲げている企業でさえ、投資対効果を考えた場合、まずは収益を生み出しやすい一般の市場に対するサービスやソリューションを優先してしまいがちです。

しかしそのままでは、世界の問題の解決には相当な時間がかかるばかりか、問題の急速な増大に対して解決が全く追いつかなくなるという状況にもなりかねません。そうした流れを変えるべく、テクノロジーやイノベーションが、地球上で最も必要とされている場所に届くような仕組みが求められています。

短期的なリターン追求に支配されないようなイノベーションの適用と循環、その流れを実現すべく、世界各地で実際の動きが始まっています。