地球温暖化と個人の良心

2015年は非常に強いエル・ニーニョ現象の影響もあり、観測が始まって以来の「最も地球の気温が高かった年」となりました。ところが、2016年はこれよりもさらに暖かい年になることが既に予想されています。産業化以前の時代と比べると、平均して1.1℃の気温上昇になるとも言われています。

以前まで、地球が温暖化しているという説には懐疑的で「この現象は地球上における単なる気候周期の一環にすぎない」という主張も一定の勢力がありましたが、昨今、さすがに世界のほとんどが地球が温暖化しているという事実を認め、その対策をどうするかということに頭を悩ませています。

温暖化対策の難しいところは、各個人や各地域の努力の成果が個々にはとても見えにくいことです。小さな努力を真剣に積み重ねたとしても、地球全体という大きすぎる尺度でしかその結果を確認することができません。人々の良心に訴えるとしても、そもそものモチベーションが上がりづらい構造になっています。

この構造的な問題を仕組みで解決するのか、個々の人の良心に委ねるのか、または何かしら違う解決方法がありうるのか。人類の叡智が問われている場面だと思います。